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ティーツゥーのコラム
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ビーフジャーキー、それは極限状態でのひとかじり。ほんとはね。

2015.11.16

冬の乾燥した風を感じると思わず思い浮かべてしまうのが、ビーフジャーキー。

そもそもは冬の間、捕獲できない食物の栄養を得るための保存食。

ちっとも極寒、極限でもない僕たちの前で、英雄的な食べ物になったのは、なんとなく理解できます。

初めて食べたのはいつ頃だったろうか、それはもう憧れのTHE USAだったことは言うまでもありません。

 

で、今回は冬の風と共にビーフジャーキーを作ってしまおうという話。検索するとやたら「男のレシピ」が並ぶのもこの怪しい食べ物。

レシピも重要だけど、僕は僕なりの作り方で。やはり作る土地、風土も大事な要素になるという体で作ってみます。

 

まず仕込む袋を用意しましょう。ごみ袋でもなんでもいいんです。次に肉、こっちが先か?。

赤身の牛ブロックを2キロ。この肉を半分凍るくらい(シャーベット状)まで冷凍庫に。これくらいの凍り具合がいちばん薄く切れるんですよ。 縮み具合を計算して薄くカットします。

この肉片たちを(ここから男のパフォーマンスを見せたい方はどうぞ!)どさどさと先ほどの袋に詰めます。

そこに赤ワインを(豪快にだぜ)どぼどぼと丸ごと1本投入。さらにタバスコを(惜しげなくだぜ)1本。

お好みの量にカットしたガーリックと、ザクザク切ったセロリをどっさり押し込んだ後はコショウを卓上瓶半分振りかけます。

袋を閉じて揉みこんだら4日間寝かせます。その間、ときどき外から揉み混ぜてください。

 

寝かせた肉を取り出してペーパータオルで液を拭き取り、カゴか網などに置き乾燥。

風通しの良い日陰に干します。 ウチの場合、冷たい海風がふく場所にあるので、おそらくこの工程で他とは違う風味が出せていると思うのです。

僕の場合はここから3日間、半生のまま風にさらします。

肉がほどよく乾いたら、いよいよ燻製。スモーカーに並べてまず温熱乾燥。

その後スモークウッド(サクラチップ等)に火をつけて燻製の開始。

 

仕上げをソフトにするかハードにするかはお好みですが、この後の行程(温熱~燻製)の繰り返しで仕上がりの風味を決めていきます。

僕の場合は時間があれば2~3日続けることもあります。

燻製後は煙の臭みを取るのに風にさらしたり、直射日光に当てて旨みを凝縮したり、味のバージョンをいくつか仕立てるのも楽しいでしょう。

魚の干物もすこぶる評判のいい海辺の町ですから、この冬もいろんな食材で燻製を楽しみたいと思う。

「冬の日本海しおかぜ燻製」、どうですか?売れるかな。

ここまで燻製に苦労したくない方は。

http://panasonic.jp/roaster/monitor/

焼き魚が抜群にうまい。

しかもけむらないからお部屋でおいしくいろいろロースト。

しかも燻製もできる秀逸ロースターは、僕が認める最近のヒット家電です。

 

(109)

109さんプロフィール

広告、クリエイティブに携わって数十年。 現代美術を主とするアーティストであり、グラフィックデザイン、クリエイティブディレクター、キュレーターなど、各種プロモーションの プランナーとして企業広告、販売促進企画に携わり活動。

 

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